老松 純米酒
兵庫県

老松 純米酒

蔵元: 伊丹老松酒造
純米 原料米: 山田錦 精米歩合 68%
★ 3.9
★★★☆・
編集長 丸山評価

スペック

日本酒度
+2
酸度
1.5
アルコール度数
15%
価格目安
1,200〜1,500円
味わいレーダーチャート
香り甘みキレ余韻個性
4象限ポジション
辛口甘口淡麗濃醇 爽快・キレ系穏やか・優しい系どっしり辛口芳醇・甘口

料理ペアリング

煮物 焼き魚 厚揚げ 豚の角煮

この銘柄のタグ

編集長レビュー

編集長 丸山
日本酒愛好家・延べ1000銘柄を試飲

伊丹は江戸期に「下り酒」の名産地として栄えた清酒発祥の地のひとつで、伊丹老松酒造はその伝統を今に伝える蔵だ。歴史の重みのわりに、この「純米酒」は肩ひじ張らない普段の食卓向き。山田錦を68%まで磨いた、伊丹らしい穏やかな造りである。

香りは控えめで、米の優しい甘い匂いがほのかに立つ程度。派手な吟醸香はなく、料理に寄り添うことを前提にした設計だと分かる。

口に含むと、山田錦らしいふくよかな旨みがまろやかに広がる。日本酒度+2前後で甘辛のバランスは中庸、酸もおとなしく、全体に角の取れた丸い味わい。後口はほどよく切れるが、辛口というほど鋭くはなく、旨みの余韻がやわらかく残る。冷やでも飲めるが、この酒はぬる燗にすると旨みがふくらみ、本領を発揮する。

合わせるなら、煮物や焼き魚、厚揚げ、豚の角煮といった出汁や醤油の効いた家庭料理。燗にして角煮のような甘辛い一皿と合わせると、旨みが互いを引き立て合う。繊細な前菜よりは、しっかり味の和食と並べたい。

四合瓶で1,300円前後という価格は、晩酌に気軽に置ける現実的なライン。清酒発祥の地・伊丹の蔵が造る、穏やかで燗映えする純米として、家飲みの定番に据えやすい一本だ。