獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
山口県

獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分

蔵元: 旭酒造
純米大吟醸 原料米: 山田錦 精米歩合 23%
★ 4.7
★★★★☆
編集長 丸山評価

スペック

日本酒度
+4
酸度
1.2
アルコール度数
16%
価格目安
10,000〜15,000円
味わいレーダーチャート
香り甘みキレ余韻個性
4象限ポジション
辛口甘口淡麗濃醇 爽快・キレ系穏やか・優しい系どっしり辛口芳醇・甘口

料理ペアリング

白身魚の刺身 前菜・先付け 塩味のフレンチ 和食(吸い物)

この銘柄のタグ

編集長レビュー

編集長 丸山
日本酒愛好家・延べ1000銘柄を試飲

精米歩合23%まで磨き上げた山田錦が、グラスに注いだ瞬間から華やかな吟醸香で空間を満たす。獺祭シリーズの最高峰として知られる「磨き二割三分」を、編集部としても改めて落ち着いて向き合ってみた。

第一印象は、ほぼ透明に近い淡い色合いと、洋梨やメロンを思わせる果実香。最初の一口は驚くほどなめらかで、口中で広がるのは穏やかな甘みと米由来の繊細な旨み。その後、すっと引いていくキレの良さが心地良い。後味は意外と早く消え、二口目を誘う。

辛口寄りの設計ではあるが、上品な甘みが残るので「辛口=シャープ」というよりは「クリアで端正な甘み」と表現したい。冷酒(8〜12℃)で開く香りが最も美しいが、12℃を超えると米の旨みが顔を出す。常温に戻していくと味の輪郭がぼやけるので、冷たい状態をキープする飲み方が良い。

ペアリングは、フレンチの前菜や白身魚の刺身、塩で食べる天ぷらなどの淡い味付けと相性が良い。香りが強い料理(ウニや脂の多い魚)と合わせると、せっかくの繊細な吟醸香が消えてしまう。

価格帯としては四合瓶で1万円を超えるが、年に数本「特別な日のため」に開けるなら推奨できる一本。家飲みでローテーションするには高価だが、純米大吟醸の世界観を知るうえで基準となる銘柄。