竹雀 純米 槽搾り無濾過生原酒
岐阜県

竹雀 純米 槽搾り無濾過生原酒

蔵元: 大塚酒造
純米 原料米: ひだほまれ 精米歩合 60%
★ 4.1
★★★★・
編集長 丸山評価

スペック

日本酒度
+6
酸度
1.8
アルコール度数
17%
価格目安
1,600〜1,900円
味わいレーダーチャート
香り甘みキレ余韻個性
4象限ポジション
辛口甘口淡麗濃醇 爽快・キレ系穏やか・優しい系どっしり辛口芳醇・甘口

料理ペアリング

豚の角煮 牡蠣の酒蒸し 鴨ロース 味噌田楽

この銘柄のタグ

編集長レビュー

編集長 丸山
日本酒愛好家・延べ1000銘柄を試飲

廃業寸前から若い世代が立て直したことで知られる、揖斐郡池田町の大塚酒造。その看板銘柄・竹雀の槽搾り無濾過生原酒は、近年の華やか路線とは一線を画す、骨太な辛口純米だ。

注ぐとうっすら緑がかった生酒らしい色合いで、香りは穏やか。立ち香に派手さはなく、生原酒由来のフレッシュな含み香と、米のニュアンスが鼻に抜ける程度。香りで惹きつけるより、味の輪郭で勝負するタイプだとすぐ分かる。

ひと口含むと、日本酒度+6の辛さと酸度1.8の張りが前面に出る。甘みは控えめで、旨みのあとに鋭いキレが立ち上がり、後味は潔く切れていく。アルコール17度の生原酒らしい飲みごたえがあり、しっかりした料理にも負けない。精米60%だが雑味は抑えられ、辛口の輪郭がぶれない。

冷酒(8〜12℃)で酸とキレが最も際立つ。常温に戻すと旨みがふくらみ、ぬる燗にすると酸が丸くなって角が取れる。温度で表情が変わる幅の広さも、この酒の面白いところだ。

価格は四合瓶で1,600〜1,900円ほど。豚の角煮や鴨ロース、味噌田楽など、脂や濃い味付けの料理に合わせると真価が出る。穏やかな食中酒が増えるなか、はっきり辛口で押し切る姿勢が記憶に残る一本。